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向井康二さんの髪型の特徴
向井康二さんは、タイのムエタイジムに掲示されていた写真がきっかけで2006年に入所という珍しい経歴で芸能界入りし、2020年1月、入所から14年目という長い下積みを経て、Snow Manとして念願のメジャーデビュー。
現在はバラエティ番組での活躍はもちろん、得意のカメラを活かした雑誌連載や、俳優としてのドラマ出演など、マルチな才能を発揮して多くのファンを魅了しています。
女性はもちろん子どもたちからも大人気の向井康二さんの髪型は、トレンドを柔軟に取り入れつつ、爽やかさと色っぽさを両立させたスタイルが特徴的です。
現役美容師が向井さんのスタイリングについて解説しますので、マネしたかった方はぜひ参考にしてみてください♡
全体シルエットの特徴
向井康二さんの全体シルエットは、首筋から肩のラインを美しく見せることに重きを置いた「ひし形」に近いフォルムが大きな特徴です。
基本的にはトップにふんわりとしたボリュームを持たせつつ、襟足をタイトに収めることで、スタイル全体がより良く見えます◎
また、サイドの髪を耳にかけたり、耳周りをスッキリと刈り上げたりして横のボリュームを抑えることで、顔の輪郭をシャープに見せる工夫も凝らされています。
後頭部には丸みのある絶壁カバーのシルエットを作ることで、360度どこから見てもバランスの良い、都会的な抜け感のあるフォルムが完成されています。
前髪・分け目の作り方
彼の代名詞とも言えるセンターパートの際は、根元をグッと立ち上げて縦のラインを強調しており、これが彼の端正な顔立ちをより引き立てる、洗練された大人のシルエットを形作っています。
分け目は中央で分けるセンターパートか、6対4くらいが多いです。根本をしっかり立ち上げ顔周りを華やかにしているのが特徴です。
毛先を内側にカールさせた「コンマヘア」や韓国で人気の「カルマヘア」など同じアップバングでもニュアンスを変えているのは向井さんのこだわりが垣間見れます。
たまに見せる下ろした厚めの前髪もキュートでそのギャップにファンはメロメロです♡
サイド・襟足の長さとバランス
サイドと襟足に関しては一貫して短くスッキリした長さに整えています。耳が大きく前を向いている向井さんの骨格だと耳に髪がかかりシルエットが大きくなってしまいます。
トップをどんなに長く残しても耳にはかからない長さを徹底しているので自分の似合うをしっかり理解されているのがわかります。
カラー・質感のポイント
カラーに関しては、パーソナルカラーを意識したような、温かみのあるブラウンやベージュ系がベースになることが多いです。彼の明るいキャラクターにマッチする「オレンジブラウン」は、彼の定番カラーと言えます。
質感については、パサつきを感じさせない「セミウェット」な仕上がりがポイントです。ナチュラルな束感と光沢で親しみやすさもありつつ清潔感も出るので明日からマネしてほしい質感です◎
骨格別｜似合う理由を美容師が解説
向井さんは、顔の横幅が狭く縦のラインが綺麗な「面長」寄りの骨格を持ちながらも、顎のラインが非常にシャープで男性らしい「逆三角形」の要素も併せ持っています。
このスタイルを自分に落とし込むときに必ず「似合わせ」という自分に合った補正を行います。
具体的なポイントを顔型別にまとめてみました。
丸顔に似合うポイント
丸顔の方が向井康二さん風のスタイルを取り入れる場合、顔の「横幅」をカバーしながら「縦のライン」をいかに強調するかが最大のポイントになります。
前髪を立ち上げて「縦のライン」を作り、サイドの髪は頬骨にかかるように後ろに流すと向井さんのようなシャープな輪郭に近づけます◎
面長に似合うポイント
面長の方が向井康二さん風のスタイルを取り入れる場合、顔の「縦のライン」を視覚的に短く見せつつ、「横のボリューム」をどこに持ってくるかが鍵となります。
前髪の長さをあえて目にかかるくらいの長めに設定し、カルマヘアのようにおでこを出しすぎず、かつ横幅を出せるようなスタイルがおすすめです。
襟足をスッキリと短めにカットし、後頭部に丸みを持たせることで、奥行きのある立体的なフォルムが生まれ、正面から見た時の縦長感が軽減されます。
ベース型に似合うポイント
ベース型の方が向井康二さん風のスタイルを取り入れる場合、フェイスラインの「角を削る」ことと「視線を上へ誘導する」ことが大きなポイントになります。
前髪はセンターパートで根元をしっかりと立ち上げ、頭のてっぺんにボリュームを持たせることで、顔全体の重心が上がり、気になるエラ部分から視線を逸らすことができます。
襟足は、タイトに締めつつも、少しだけ横に広がるような「遊び」を作るとバランスが良くなります。スッキリさせすぎるとフェイスラインが強調されてしまうので要注意です。
骨格別の似合わせ調整ポイント
どの骨格においても、向井さんのような「清潔感のある色気」を出すためには、正面から見たシルエットは「ひし形」に、
後ろから見たときは後頭部のボリュームを最も高い位置に設定し、襟足に向かって急激に絞り込む「Vライン」に調整するのが王道の似合わせテクです。
髪質別｜再現しやすさの違い
向井さんのような、束感がありつつもふんわりと流れるヘアスタイルは、髪質によってセットの難易度や、使うべきスタイリング剤のポイントが大きく異なります。
お悩み別にスタイリングのポイントを解説します。
直毛の場合
直毛の方がニュアンスのあるスタイルを再現する場合、ツヤ感が出やすいので質感は生かせるものの毛先のカールと根本の立ち上がりの再現が難しいです。
毎日アイロンで作るのが面倒と感じる方は思い切ってニュアンスパーマを視野に入れても◎
くせ毛の場合
元々持っている「髪のうねり」を「無造作な動き」として生かすことができます。
しかし広がりやすいのでサイドと襟足のボリュームをできるだけ抑えるのが再現度を上げるためのコツとなってきます。
また、乾燥しやすく、ツヤが出にくいのでスタイリング剤はツヤ感重視で選びましょう。
硬毛・多毛の場合
硬毛・多毛の方の最大の課題は「横への膨らみを抑えること」と「毛先のゴワつきを消して柔らかな毛流れを作ること」にあります。
カットの段階でしっかり毛量調整してもらうこと、スタイリング剤はキープ力の高さで選ぶことで再現がしやすくなります。
サイドをダウンパーマで落ち着かせる施術もとても有効です◎
軟毛・少毛の場合
向井さんが多毛よりなので再現の難易度は高めです。
ボリュームアップさせようとして髪に強めのカールは逆効果。Cカール程度にとどめ、根本の立ち上がりをキープすることに力を入れましょう。
また、前髪を「シースルーバング」にすることであえて「隙間があるのが正解」という見せ方にするのも非常に有効です。
向井康二さん風に仕上げるスタイリング方法
向井康二さん風の洗練されたヘアスタイルに仕上げるには、ドライヤーでの土台作り、アイロンによる曲線付け、そして質感調整の3つのステップが重要です。
ドライの仕方
意外かもしれませんがドライヤーでのドライがスタイリングにおいて最も重要な工程です。
まず前髪をセンターで分け（6対4でも◎）、分け目の根元を指で軽くつまみ上げながら温風を当てます。その後、数秒間冷風に切り替えて形を固定させます。
サイドの髪は、横に広がらないよう上から押さえつけるように乾かし、襟足も首に沿うようにタイトに収めましょう。
ここで髪型の土台をしっかり作ることで崩れにくくなりますし、スタイリング時間の短縮につながります。
スタイリング剤の選び方
ブローの後か、ヘアアイロンで毛先にニュアンスをつけた後スタイリング剤をつけて仕上げるのですが、適当にいつも同じワックスを使っていませんか？
スタイリング剤はもともとの髪質や仕上げたい質感に合わせて変えるものです。今回の向井さんのような仕上がりを目指す場合はヘアバームがおすすめです。ツヤ感とナチュラルなセット力がぴったりです◎
よりツヤ感を出す場合はヘアオイルをプラスしましょう♡
ナチュラルに仕上げるセットのコツ
向井康二さんのスタイルを、キメすぎず、まるで「元からそういう毛流れ」であるかのようにナチュラルに見せるためのセットのコツは、2つあります。
一つは分け目を作らないこと。
一直線の分け目はどうしても硬い印象になります。ドライヤーの段階で分け目をジグザグに取るなどしてぱっくり割れないように心がけましょう。
もう一つはスタイリング剤の量です。
はじめは「少ないかな？」と思う量でOKです。手のひら全体に温めながら広げて後頭部や耳周りの内側から指を通します。
手に余ったスタイリング剤で前髪やトップの束感を作るとつけすぎることなく仕上げられますよ◎
まとめ
向井康二さんのヘアスタイルをベースに、骨格や髪質別の似合わせポイントを美容師の視点で解説してきました。
大切なのは、自分の骨格の特徴を正しく理解し、それをもとに理想の「ひし形シルエット」へとバランスを整えてあげることです。
サイドの膨らみを少し抑える、あるいはトップの高さをほんの数センチ出す。そんな一人ひとりに合わせた「微調整」で誰にでも再現できる髪型です。
まずは前髪の根元をふんわり立ち上げて、毛先をスッと横に流すアレンジだけでも試してみてください♡
Chel