コンシーラーは、目の下のクマ・ニキビ跡・赤み・シミなど、ファンデーションだけでは隠しきれない肌悩みをカバーするための化粧品です。
私自身、目の下の皮膚が薄く、冷え性のため「青クマ」に悩んでおり、中学生の頃からコンシーラーを愛用しています☆
ポーチに欠かせないアイテムとして持ち歩いている方も多いのではないでしょうか?
コンシーラーには、悩みの種類に応じてさまざまな形状やタイプ、価格帯があり、それぞれに適した使い方があります。効果的に活用するためには、自分に合ったアイテムを選び、正しい使い方を知ることが重要です。
今回は、美容師が実際に愛用しているコンシーラーの種類や使い方についてご紹介します。憧れのハイブランドから手頃なプチプラアイテムまで、ぜひ参考にしてみてください!
目次★
1.クマの種類を理解して、最適なコンシーラーを選ぶための基礎知識
目の下のクマは、多くの人が気にする悩みの一つです。「実年齢より老けて見える」「疲れている印象を与える」と感じる方も多いでしょう。
一般的に、クマは寝不足や疲労が原因と思われがちですが、実はその種類によって原因は異なります。まずは、目の下にできるクマの種類、見分け方、そして原因について詳しくご紹介します。
クマには大きく分けて青クマ・黒クマ・茶クマ・赤クマの4種類があります。
青クマ
青クマは、目の下の毛細血管が皮膚を通して透けて見える状態です。青や紫色をしたぼんやりとした影のような見た目が特徴で、特に夜更かししたり仕事を頑張り過ぎた翌朝に目立つことがあります。
黒クマ
黒クマは、目の下に黒っぽい影ができている状態を指します。眼窩脂肪のふくらみが原因で、光の当たり方によって影が薄くなったり、位置が移動したりする場合、黒クマである可能性が高いです。また、後述する赤クマが同時に発生するケースも少なくありません。
茶クマ
茶クマは、目の下にシミのように色が濃く見える部分が広がっている状態です。色素沈着に似た見た目で、目の下の皮膚を引っ張っても色が変わらない場合は茶クマが疑われます。
赤クマ
赤クマは、目の下に赤いふくらみが現れる状態です。茶クマと似ていますが、ふくらみの有無で区別できます。また、頬骨付近の皮膚を下に引っ張った際に赤みが強くなるのも赤クマの特徴です。
クマができる原因
クマは、皮膚の薄さや遺伝が関係している場合もありますが、日常の習慣や癖が大きく影響します。まずは、自分のクマの種類や原因を把握することで、改善すべきポイントを見つけることが大切です。それでも改善が難しい場合は、コンシーラーを活用するのも効果的な方法の一つです☆
2. コンシーラーの色選びが重要!クマの色に合わせた効果的な色選び
まずコンシーラーを選ぶ際に、カバーしたい肌悩みを特定しましょう。
・青クマ → オレンジ
・茶クマ → ベージュ・イエロー
・黒クマ → 明るいベージュ・ピンク。パール入りもおすすめ
青クマにはオレンジ系が効果的
青クマをカバーするには、オレンジ系のコンシーラーが最適です。普通の肌色のコンシーラーを使うと、色が混ざってグレーっぽくなりがちなので、オレンジ味が強いカラーを選ぶのがポイントです。
さらに、血色感をプラスするために、オレンジの上にパープルのコンシーラーを重ねるのもおすすめ。
パープルを重ねると、目の下が自然とチークのような仕上がりになります。そのため、さらにチークを重ねる必要がありません。また、ブルーの要素が含まれているため、透明感も演出できます。
茶クマやくすみにはオレンジと光をプラス
茶クマやくすみにはオレンジ系コンシーラーに加え、光を取り入れる工夫が重要です。
クマには光やツヤ感が必要です。ツヤがないとマットすぎてグレーっぽく見えてしまうため、パール入りのコンシーラーを選ぶと効果的です。
ニキビ跡や赤みにはグリーンやブルー
ニキビ跡や赤みをカバーするには、グリーンやブルーのコンシーラーが活躍します。
ブルーやグリーンは赤みを抑えるのに適していますが、意外にもオレンジも赤みカバーに役立ちます。
初めてのコンシーラーはオレンジ系がおすすめ
コンシーラーを何種類も揃えるのが難しい場合は、まずオレンジ系から試してみるのがおすすめです。一つで青クマや赤み、くすみなど幅広い悩みに対応できる万能カラーです☆
3. テクスチャーの違いで仕上がりが変わる!リキッド、クリーム、スティックタイプの特徴
コンシーラーを選ぶときには、タイプをチェックして、ご自分に合ったものを見つけましょう!
・リキッドタイプ:やわらかい質感で目元や口元向き
・クリームタイプ:固めの質感でシミなどのカバー向き
・スティックタイプ:やや硬めの質感でしっかりお肌にフィット!
リキッドタイプ
リキッドタイプは伸びが良く、点や線で自在にカバーできるのが特徴です。小ジワやクマなど広がりやすい部分も簡単に隠せるため、扱いやすいアイテムです。
クリームタイプ
クリームタイプは、目の下の肝斑や広範囲のカバーに向いています。薄いシミやニキビ跡が気になる方にぴったりです。なめらかなテクスチャーで、均一に塗り広げやすいのが特徴です。
スティックタイプ
スティックタイプはペンシル型や繰り出し式のものが多く、先が細いのでピンポイントで肌悩みをカバーできます。小さなシミやニキビ跡、そばかすなどに最適です。テクスチャーが硬めでカバー力が高いものが多く、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
色選びが重要
コンシーラーの効果を引き出すには、色選びが重要です。白っぽい色を選ぶと肌に浮いてしまうため、悩みに応じてオレンジ・グリーン・ブルーなどの色を選びましょう。
トレンドのパレットタイプ
最近のトレンドはパレットタイプのコンシーラーです。一つのパレットに複数の色が入っており、使いやすさだけでなく色を自由に混ぜられる点が魅力です。自分の肌にぴったりの色を作れるので、より自然な仕上がりを目指せます。
4. クマ隠し以外にも!コンシーラー活用術で顔全体を明るく見せる方法
(ハイライトとして使用する方法)
シミやくすみなど、気になる肌悩みをしっかりカバーしてくれるコンシーラー。もともとは、肌を明るく艶やかに見せるハイライトとは別の役割を持つアイテムですが、最近ではハイライト効果を兼ね備えたコンシーラーも登場しています。
コンシーラーとハイライトは、それぞれ以下のようなアイテムです。
・コンシーラー:シミやクマなどお肌の気になる部分をカバーするアイテム
・ハイライト:塗った部分を明るく見せたりツヤっぽく見せたりするアイテム
コンシーラーとハイライトは本来、異なる役割を持つコスメですが、ハイライト効果を兼ね備えたコンシーラーも登場しています。光反射を上手に活用することで、厚塗り感を抑えつつ美しい仕上がりが実現します。みずみずしい質感のリキッドタイプから、カバー力が魅力のスティックタイプまで、好みに合わせて選んでみましょう。
▽コンシーラーをハイライトとして使用した場合の効果
・顔立ちが立体的に見え、引き締まった印象になる
・明るい色を使うことで肌トーンが均一になり、透明感がアップ
・ツヤと明るさをプラスして、メイク全体を鮮やかに引き立てる
▽ハイライト効果をあわせもったおすすめコンシーラー例
メーカー | 商品名 | 色 | 価格(税込み) |
シャネル | ル コレクトゥール ドゥ シャネル N | 全5色 | ¥ 5,720 |
RMK | ルミナス ペンブラッシュコンシーラー | 全5色 | ¥3,850 |
エクセル | サイレントグロウ コンシーラー | 全3色 | ¥1,650 |
キャンメイク | カラースティックコンシーラー | 全3色 | ¥715 |
1本でハイライトとコンシーラーの役割を果たす便利アイテムは、コスパの面でも時短の面でも役立つこと間違いなしです。美肌を叶えたいベースメイクとしてぜひ使ってみて下さいね。
5.プロが教えるおすすめコンシーラー4選
憧れのハイブランドと、普段遣いにピッタリなプチプラコンシーラーを各2つずつご紹介します。(☆価格は全て公式サイトの価格です。)
♢Dior ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー
|
1日中続くハイカバー力!次世代コンシーラー
・朝から晩まで、美しい仕上がりをキープするコンシーラーです。肌にしっかりフィットし、日中の崩れを防ぎます。
・シミや赤みを簡単にカバーできる優れたカバー力が魅力。さらに、厚塗り感がなく自然な仕上がりで、肌を美しく見せてくれます。
・保湿成分も配合されており、使い心地が快適。肌を乾燥から守りつつ、なめらかで健康的な印象をキープできるのが特徴です。
♢ジルスチュアート ダイヤモンドティップス コンシーラー
|
・みずみずしいテクスチャーで肌に溶け込むようにフィットするコンシーラー。
・肌悩みをしっかりカバーし、美しい仕上がりが長時間続きます。
・グロウダイヤモンドパウダーを配合しており、自然なツヤ感と高いカバー力を両立させた仕上がりが魅力です。
♢キャンメイク カバー&ストレッチコンシーラー UV
|
・ストレッチ効果と光の力で色ムラ・毛穴・小ジワをしっかりカバー。
・ヨレやシワっぽさを感じさせないなめらかな仕上がりを実現します。
・紫外線や乾燥をしっかりブロックし、日焼けによるシミやそばかすを防ぎながら、しっとりと透明感のある美肌に導きます。
・水や汗に強いウォータープルーフ仕様で、ベタつきやテカリ、色ぐすみを抑制。美しい仕上がりが長時間続きます。
♢セザンヌ パレットコンシーラー ハイカバー
|
・3色入りのパレットで、肌色や悩みに合わせて色を自由に混ぜ、自分にぴったりのカラーを作ることができます。
・左から、くすみ、クマ、シミを効果的にカバーできるカラーが揃っています。
・高密着タイプで肌になじみやすく、自然な仕上がりが特徴。肌悩みをしっかりカバーしつつ、厚塗り感のないナチュラルな仕上がりを実現します。
・広範囲には大きめのブラシを、細かい部分には小さめのブラシを使うのがポイント。ブラシ付きでコスパも良く、使い勝手の良さが魅力です。
中学生の頃からコンシーラーを使っている私は、「キャンメイク カバー&ストレッチコンシーラー UV」を何本もリピートしてきました!学生時代はお財布に優しくて、とても助かりました。崩れにくく、チップタイプで使いやすいのが特徴。伸びも良くて、長時間キープできました。
現在は美容師になり、「Dior ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」を使用しています。特に魅力的なのは、ディオールのコンシーラーがデリケートな目元にも使えるスキンケア効果を持っている点です。目元はよく動く部分なので、厚塗りにならないように指やブラシで繊細にカバーするのがポイントです!
▽美容師が実践している使い方
- 適量のコンシーラーを手の甲に出し、それをブラシに取ります。これにより、つけすぎを防ぎ、厚塗りを避けることができます。
- 指でトントンと優しくなじませます。広範囲に伸ばしすぎると、目元がフラットに見えてしまうので、クマの部分にぴったり乗せるように使いましょう。
- 力を入れすぎず、中指や薬指で軽く叩き込むのがおすすめです!
まとめ
コンシーラーは、肌のトラブルをカバーするためのメイクアップアイテムです。ファンデーションではカバーしきれない部分をピンポイントで補正し、肌全体を均一なトーンに整えます。
また、目の下のクマやシミを目立たなくし、明るく美しい印象を与えてくれます。使い方によっては、顔全体のトーンアップや立体感を演出することも可能です。
肌の悩みをしっかりカバーし、美しい肌を作り出すコンシーラーは、メイクの強い味方☆正しい選び方と使い方で、仕上がりをワンランクアップさせてみてくださいね!
Chel