40代になると、肌の変化が気になり始める方も多いのではないでしょうか。
シワやたるみ、くすみなど、肌質や表情に影響する要素が増える中で、メイクのテクニックを工夫することで、より美しく見せることはできます。
また、品質の高いアイテムを選び、自分に合った色味や質感でメイクを楽しむことで、美しさだけでなく心の健康も育み、毎日を生き生きと暮らしたいですね。
この記事では、40代の肌に合ったメイクアイテムの選び方や使い方、そしておすすめアイテムをご紹介します。プロの美容師目線で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次★
40代の肌に合ったメイクアイテムの選び方を知ろう
40代になると、肌の変化が顕著になりやすい時期です。たとえば、肌の弾力が失われて乾燥しやすくなったり、目立ち始めた小じわやたるみに悩まされる方も多いでしょう。
くすみによって肌全体が暗く見えることも多くなってきます。こうした変化に対応するためには、自分の肌に合ったアイテムを選び、色味や質感に配慮することがとても重要です。
年齢肌に最適なファンデーションの選び方
40代のファンデーション選びでは、肌の変化に合わせた色味とテクスチャー選びがポイント。
30代では明るめのカラーを選ぶことが多いですが、40代では肌のくすみやトーンダウンに配慮し、自然に馴染む色味を選ぶことが大切です。
・首の色と馴染むカラー
明るすぎる色は浮いて見えることがあるため、自然な肌トーンに近い色を選びます。
・イエローベースやピンクベースの選択
肌の血色を引き出すカラーを基準に選びましょう。
・光を拡散する効果のある成分
細かいパールやツヤ感のある仕上がりは、肌に明るさと若々しさを与えます。
・保湿力と軽い使用感のバランス
乾燥を防ぎながら、肌に密着するタイプのファンデーションを選ぶのが理想です。
シワやたるみをカバーするコンシーラーの選び方
目元の小じわやたるみを目立たなくするために、柔らかいテクスチャーで保湿力があるコンシーラーを選びます。
・色味の選択
目の下にはオレンジ系やサーモンピンク系を使い、くすみをカバー。
・使い方
指先で軽く叩き込むようにして、境目をぼかします。
肌に優しいスキンケア成分を含む化粧品の重要性
40代の肌には、スキンケアとメイクを両立できるアイテムが理想的です。
乾燥やくすみを防ぐため、以下の成分に注目しましょう。
・ビタミンC誘導体
肌の透明感を引き出す効果があります。
・セラミド
水分保持力を高め、肌をふっくらさせます。
・ナイアシンアミド
エイジングケアとしてシミやしわに効果的です。
40代におすすめのメイクアイテムとその使い方
自然な仕上がりを実現するファンデーションの使い方
選ぶ際のポイント
乾燥が目立つ肌にはリキッドやクリームタイプ、皮脂が多い方にはパウダータイプがおすすめです。また、光を反射するパール入りファンデーションは、肌に輝きを与えます。
おすすめアイテム
ランコム タンイドル ウルトラウェア リキッド
長時間崩れにくく、肌に自然なツヤを与えるリキッドファンデーション。
自然な仕上がりと高い保湿力が特徴。
エスティローダー ダブルウェア ステイインプレイス メークアップ
高いカバー力と軽い使用感が特徴で、くすみをしっかりカバー。
使い方のポイント
・スポンジを使って少量ずつ広げる。
・鼻や頬の毛穴が気になる部分には軽くたたきこむように塗ります。
若々しさを引き出すチークとリップの選び方と使い方
チークの選び方と塗り方の違い
30代までのチークは頬の中心に丸く広げることで可愛らしさを強調する塗り方が一般的です。一方、40代では頬骨の高い位置に沿って横方向にふんわりと広げることで、顔全体を引き上げる効果を狙います。また、色味は肌なじみの良いピーチ系やオレンジ系を選ぶと自然に血色感を演出できます。
リップの選び方と塗り方の違い
40代のリップは保湿力を重視しながら、輪郭を強調しすぎないナチュラルな仕上がりを目指します。30代までのリップは鮮やかな色味やマットな仕上がりが主流でしたが、40代ではツヤ感のあるタイプや落ち着いた色味が肌になじみます。唇の中心に濃く塗り、外側に向かってぼかすことで、自然な立体感を作りましょう。
チークのおすすめアイテム
NARS ブラッシュ 4013N オーガズム
どんな肌色にも合うピーチピンクで、自然な血色感を演出。
セザンヌ ナチュラル チークN 01 ピーチピンク
プチプラで肌馴染みが良い色味が人気。
リップのおすすめアイテム
シャネル ルージュ ココ フラッシュ 91 ボエーム
軽い使用感と美しい発色で若々しい印象に。
オペラ リップティント N 05 コーラルピンク
自然なツヤと色持ちの良さが特徴。
使い方のポイント
・チークはブラシで軽く頬骨に沿ってのせる。
・リップは中央に多めに塗り、指でぼかしてナチュラルに仕上げます。
アイメイクで目元を引き締めるテクニック
アイシャドウの選び方と塗り方の違い
40代のアイメイクでは、過度なラメや濃い色は避け、柔らかなベージュ系やブラウン系をベースにしたグラデーションが好まれます。
30代まではアイホール全体に明るい色を広げて目元を際立たせる塗り方が主流でしたが、40代ではまぶた全体に均一に塗ることで自然な陰影を作ることがポイントです。
目元を明るく見せたい場合は、ゴールド系やピーチ系をアクセントとして使うのもおすすめです。
アイライナーの選び方と引き方の違い
30代までは目尻を跳ね上げるようなラインが人気でしたが、40代では自然に目の形に沿って描くのが基本です。目尻を少し下げるように描くことで優しい印象を作りつつ、ラインを太くしすぎないことが重要です。色はブラックよりもややブラウンにするとナチュラルになります。
おすすめアイテム
ルナソル アイカラーレーション 02 ディープローズクオーツ
肌なじみの良い色味で明るい印象。
UZU アイオープニングライナー BROWN-BLACK(ブラウンブラック)
ラインの描きやすさと発色の良さ。
ヒロインメイク ロング&カールマスカラ アドバンストフィルム
しっかりとしたカール力。
使い方
・アイシャドウは明るい色をまぶた全体に塗り、濃い色を目の際にのせて立体感を出す。
・アイライナーは細くまつ毛の間を埋めるように描き、目尻は自然にぼかします。
・マスカラは根元から持ち上げるように塗布します。
メイク前後のスキンケアで肌を守る方法
メイク前に行うべき保湿ケアと下地作り
メイク前には、化粧水や美容液でたっぷりと保湿し、下地で肌の表面を整えましょう。
下地にはトーンアップ効果のあるものを選ぶことで、肌全体の明るさを引き出します。
メイク落としで肌への負担を軽減する方法
メイク落としで肌に負担がかかるのは、クレンジング時の摩擦や、皮脂を必要以上に取り除いてしまうことが原因です。特に、ウォータープルーフのアイメイクやファンデーションを落とす際にゴシゴシと擦ることで、肌のバリア機能が損なわれることがあります。
肌への負担を軽減する方法
・クレンジングバームやオイルを選ぶ
摩擦を減らし、スムーズにメイクを落とせるタイプがおすすめです。
・優しく馴染ませる
肌を擦らず、手のひら全体でクレンジング剤を馴染ませるようにしましょう。
・ぬるま湯で洗い流す
熱すぎるお湯は肌を乾燥させる原因になるため、適温のぬるま湯で洗い流します。
・メイク落とし後の保湿ケア
クレンジング後は速やかに化粧水や乳液で保湿し、肌を整えましょう。
まとめ
40代のメイクでは、若々しい印象を与えるテクニックに加え、その年代特有の美しさを引き立てることが重要です。メイクは単なる外見を飾る手段ではなく、自分自身の魅力を再確認し、自信を持つきっかけにもなります。年齢を重ねることで得られる深みや品格を活かしながら、自分らしい美しさを楽しんでください。
Chel