夏になるとメイク崩れやテカリが気になってしまい、自分の肌に自信が持てない…と感じている女性もいるのではないでしょうか。夏は肌にとっても最も過酷な時期です。紫外線や皮脂、シミなど悩みはつきません。
なかでも夏にオイリー肌になってしまうという人は、実は隠れ乾燥肌かもしれません。テカりやすいからと保湿ケアを怠っていませんか。テカりやすいのに乾燥している、やっかいな肌の対策方法を紹介します。
■夏に多い隠れ乾燥肌とは
皮脂の分泌量が多く肌がテカりやすい人ほど、肌が乾燥している可能性があります。目に見えてカサカサしているわけではないので、間違えたスキンケアをしてしまっている人も。
隠れ乾燥肌とは、肌の表面は皮脂でオイリーなのに、肌の内部が水分不足になっている状態です。そのため“インナードライ肌”と呼ばれることもあります。
どうして夏に隠れ乾燥肌が多いといわれているのでしょうか。
その理由として、以下の原因が考えられます。
・汗をかきやすく肌の潤いも一緒に蒸発してしまうから
・エアコンがきいている部屋は乾燥しているから
・紫外線の影響で肌のバリア機能が低下しているから
隠れ乾燥肌の見極め方として、見た目と手触り感の違いを確認してみましょう。
肌の表面は皮脂の影響でテカっているのに、肌はゴワゴワ硬くなっていませんか。
肌の水分量が多い状態であればふっくらとしたお肌になっているはずです。ごわつき感があり、見た目の印象と肌の状態が違うときは、隠れ乾燥肌になっています。
■隠れ乾燥肌を解消するお手入れ方法
隠れ乾燥肌をそのままにしていると、肌トラブルの原因になってしまいます。
まずは自分の肌を知り適切なお手入れをすることが、美肌への近道です。
隠れ乾燥肌向けのお手入れ方法を紹介します。
・朝こそしっかりとしたスキンケアをする
・コットンを使って丁寧に保湿をする
・紫外線対策は通年通して行う
・夏でも乳液はスキンケアに欠かさない
隠れ乾燥肌は、肌のバリア機能を高めてあげることが大切です。紫外線対策は通年行うのはもちろん、3月～5月頃のシミになりやすい時期にこそしっかりと肌をいたわるようにしていきましょう。
夏になるとさっぱりとしたスキンケアメインになり乳液はべたつくからと使わなくなってしまう人もいます。
でも、乳液は化粧水の成分を肌に閉じ込める役割を持っています。化粧水だけだと蒸発してしまいますが、乳液を追加することで肌の水分と油分のバランスを整えて乾燥しにくい肌を作っていきましょう。
■隠れ乾燥肌の洗顔は肌に優しいものを
オイリー肌が気になっていると、つい洗顔やクレンジングもすっきりとした洗いあがりを求めてしまうものです。確かに汚れを落とすことも大切なのですが必要な皮脂まで洗い流してしまっていることも少なくありません。
例えば、石鹸で落とせるようなメイクのときは、オイルクレンジングではなくジェルクレンジングでもＯＫ。洗顔も洗浄力が高いものではなく、保湿成分の配合されたものをよく泡立てて使うようにしましょう。肌はこすらず泡で洗うようにしつつ、1分以内を目安に行います。
テカりやすいからと洗顔で強いものを使えば、乾燥肌を悪化させてしまい、肌トラブルが起こりやすくなるので気を付けてくださいね。
■まとめ
オイリー肌の原因が、実は隠れ乾燥肌だと知らずにお手入れしている人もいるかもしれません。まずはしっかりと水分を与えること、乾燥を防ぎ、紫外線対策を意識していきましょう。また、オイリー肌だからと、強い洗顔やクレンジング、あぶらとり紙を多用するのはおすすめしません。バリア機能を高め、肌トラブルが起こりにくくしていくこと、水分と油分のバランスを意識しつつ肌を整えていきましょう。
Chel